表向きの教義・活動

創価学会とはどのような団体であるかという事を公式サイトで以下のように説明している。
          [ 引用ここから ]
創価学会は、日蓮大聖人(1222〜1282)の仏法を信奉する団体です。
「創価」とは価値創造を意味します。その価値の中心は「生命の尊厳」の確立に基づく「万人の幸福」と「世界平和」の実現であり、それが創価学会の根本的な目標です。
また、仏法の実践を通して各人が人間革命を成就し、真の幸福境涯を確立するとともに、生命の尊厳を説く仏法哲理を基調として、豊かな文化、人間性あふれる教育の創造を推進し、人類社会の向上に貢献することを目的としています。
          [ 引用ここまで ]
創価学会は上記にもあるように、日蓮を宗祖とし、日蓮を本仏として崇め、
その日蓮仏法に基づいて万人の幸福と世界平和の実現を目指す団体だと説明している。
そして創価学会の究極の目標は「広宣流布」にあり、
仏法の説く生命尊厳の思想を根本に、
人類の幸福と社会の繁栄、世界平和の実現を目指しているという。

但し、創価学会では、

主に外部向けの教義や活動と

内部の一般会員、特に活動家に向けた教義や活動がある。

外部に向けたものは謂わば「表の教義・活動」であり、

内部の一般会員の活動家に向けたものは「裏の教義・活動」と言える。

このページでは、創価学会が公式サイトなどに掲載している表向きの教義や活動について述べておきたい。

創価学会の表向きの教義や活動を簡単に要約すると以下のようになる。

①宗祖……日蓮

②本仏……日蓮(久遠元初自受用報身如来)

③依経……法華経

④本尊……宗祖の日蓮が顕わしたという法華経を基にした曼陀羅本尊。

以前は、日蓮正宗総本山にある弘安二年の「一閻浮提総与の大本尊」を根本としなければ功徳はないと主張していたが、

日蓮正宗から破門された後は創価学会で本尊として定めているのは江戸時代の日蓮正宗法主・日寛が書写したもの。

2014年には「大謗法の地にある弘安二年の御本尊は受持の対象にはしない」と発表し、以前の信心の根本としていた大本尊を否定している。

⑤聖典と教学……宗祖の日蓮が書いたとされる手紙類を集成したという『御書』を基本の聖典とし、池田大作名誉会長の著作とされる小説『人間革命』『新・人間革命』を教学の教科書と定めている。

⑥修行法……

Ⓐ自行……勤行唱題⇒本尊に向かって「南無妙法蓮華経」の題目を唱える唱題行と法華経の省略経本を読誦する勤行を行なう。

この勤行・唱題行が日々の生活のリズムの根幹であり、幸福への源泉だと説明している。

創価学会の本尊は、宇宙の根源の妙法である南無妙法蓮華経を体得した本仏・日蓮の生命を文字に顕わしたものであり、その本尊を信じ、読経し、題目を唱えていくと、本尊に共鳴して、南無妙法蓮華経が各人の生命に体現し、本来、各人に内在している仏界という最高の生命が湧き現われてくるという。

Ⓑ化他行……学会活動⇒

(1)会合参加⇒座談会や本部幹部会など月にいくつかある会合に参加する。

(2)仏法対話(折伏・弘教)⇒友人・知人に日蓮の教えを語り弘める活動。

(3)聖教新聞等の機関紙誌購読及び聖教新聞啓蒙拡大⇒会員自身が仏縁に触れる為に聖教新聞や大白蓮華等を購読し、更に仏縁を拡大し、広宣流布への折伏の為に、部外者にも聖教新聞の啓蒙拡大をしてゆく。

⑦目標……広宣流布(創価学会の思想を世界に広める事)

創価学会の公式サイトでは以上のようになっているが、

これらはあくまでも外部に向けた表向きの教義や活動であって、

内部の一般会員の活動家に向けた教義や活動とは異なっている面がある。

内部向けの教義・活動、つまり創価学会の実態については他のページで考察していきたい。

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