内部向けの教義・活動

創価学会には主に外部に向けた表向きの教義や活動方針と、

内部の主に一般会員に向けた教義や活動実態とが存在する。

このページでは内部の一般会員向けの教義や活動について考察していきたい。

表向きの教義は主に外部に向けた公式の教義で、

謂わば宣伝用の広告と同じだと言えるだろう。

それに対して内部の一般会員向けの教義や活動は

創価学会の実際の目的と実態そのものであり、

あまり表に出せない非公式の教義・活動方針だと言ってよく、

その為、公式サイトにも掲載されていない内容が多い。

創価学会の内部向けの教義や活動を簡単に要約すると以下のようになる

①宗祖……日蓮

②本仏……日蓮(久遠元初自受用報身如来)

③依経……法華経

④本尊……宗祖の日蓮が顕わしたという法華経を基にした曼陀羅本尊。

以前は、日蓮正宗総本山にある弘安二年の「一閻浮提総与の大本尊」を根本としなければ功徳はないと主張していたが、

日蓮正宗から破門された後は創価学会で本尊として定めているのは江戸時代の日蓮正宗法主・日寛が書写したもの。

2014年には「大謗法の地にある弘安二年の御本尊は受持の対象にはしない」と発表し、以前の信心の根本としていた大本尊を否定している。

⑤師匠……池田大作名誉会長

⑥師弟不二……創価学会では、池田大作名誉会長を師と仰ぎ、池田名誉会長と呼吸を合わせるような活動をするようにと指導しており、宗祖の日蓮よりも池田名誉会長が会員に取っては重要な存在となっている。

⑦聖典と教学……宗祖の日蓮が書いたとされる手紙類を集成したという『御書』を基本の聖典とし、池田大作名誉会長の著作とされる小説『人間革命』『新・人間革命』を教学の教科書と定めている。

⑧活動家……創価学会では一般会員が少しでも会合に参加するようになると、

役職を付けられ、様々な会合・集会・イベントや活動に参加する事を強要されるようになる。

そのような活動に参加する会員を「活動家」と呼んでいる。

⑨修行法と活動……

Ⓐ自行……勤行唱題⇒本尊に向かって「南無妙法蓮華経」の題目を唱える唱題行と法華経の省略経本を読誦する勤行を行なう。

この勤行・唱題行が日々の生活のリズムの根幹であり、幸福への源泉だと説明している。

Ⓑ学会活動……内部の主に一般会員には、「勤行唱題をしてるだけでは宿命転換できない、宿業を断ち切る事ができない。学会活動をしなければ宿命転換できない」と指導し、学会活動への参加を強要している。

(1)会合参加⇒新入会者などは座談会や本部幹部会など月にいくつかある会合に参加するだけだが、

役職者・活動家になると数多くの様々な会合・集会・イベントなどに参加しなければならなくなる。

創価学会では会合に参加する事自体に功徳があると指導している。

(2)仏法対話(折伏・弘教)⇒友人・知人に創価学会の思想と理念を語り会員を増やす活動。

活動家は折伏数の目標というノルマを課せられ、成果を上げなければ吊るし上げられ罵倒される。

(3)聖教新聞等の機関紙誌購読及び聖教新聞啓蒙拡大⇒会員自身が仏縁に触れる為に聖教新聞や大白蓮華等を購読し、更に仏縁を拡大し、広宣流布への折伏の為に、部外者にも聖教新聞の啓蒙拡大をしてゆくとなっているが、部外者に啓蒙できないなら、自分で2部、3部などと多部数を購読しなければならなくなる。

また、友人知人への贈答用になどの名目をつけて一世帯に多部数購読させたりもする。

(4)公明党支援の選挙戦(法戦)……現在では、創価学会の政党である公明党を支援する為の活動が折伏戦以上に重要な活動となっており、活動家はこの選挙活動に仕事も家庭も生活も犠牲にしてでも参加する事を強要される。

そしてこの選挙戦でも折伏と同じく、F票(外部支持票)数獲得の目標というノルマを課せられ、成績が悪いと幹部から吊るし上げられ罵倒される。

(5)財務の戦い……毎年12月には「財務」という創価学会の寄付金集めが行なわれるが、活動家自身も財務に多額の寄付をすると共に、その活動家が担当している地区や支部内でより多く寄付をするように会員に呼びかける活動を「財務の戦い」と呼んでいる。

この財務に関して、創価学会は「財務に勝る功徳はない」とか「財務に多額の寄付を出せば出すほど何倍にもなって功徳が返ってくる」などと指導しており、

中には「財務に出し惜しみすると不幸な目に遭う」などと脅しの指導をしている幹部もいる。

以上のように、表向きの公式教義と違って、

内部活動家向けの裏の教義・活動は、

選挙戦や聖教新聞販売拡張など信心・信仰というよりも

営利目的の商活動であったり権力獲得の為の政治活動であったりと、

本来信者が関わるような事ではないものばかりである。

そして、様々な活動に参加を強要される活動家と呼ばれる会員は

目標というノルマ達成の為に多忙を極めるようになり、

生活も家庭も仕事も犠牲にしなければならなくなる。

これらは表に出せないから公式サイトにも掲載していない

裏の教義なのである。

WordPress.com で次のようなサイトをデザイン
始めてみよう